草木が芽吹き、春の到来を知らせるイベントが各地で催され、それがニュースになってテレビで放送されたかと思っていると、
開花宣言に始まり、足早に春の主役である桜が満開となり、本格的な春の訪れとなりました。
利用者さん宅へ訪問の際は、異口同音に桜の話題になり、自然と表情がほころびます。
ちなみに、冬の間に猛威を振るっていたインフルエンザも、さいわいに利用者さんは一人も罹患することなく春を迎えることができました。
「手洗い」「うがい」の励行が功を奏したのと、それにもまして、利用者さんそれぞれが各自で工夫して体調管理をされていた結果によるもので、大変うれしく思っています。
先日ある利用者さんの自宅を訪問した際、玄関ドアに鍵がかかっており不在でした。
しばらく待機していましたが帰宅せず、メモを残して病院へ帰ってきて、その日の訪問看護が中止になったというエピソードがありました。
後日連絡があり、その時に、訪問の日の不在理由を尋ねると、ちょっとした用事があったのと、うっかりとしていたのが原因だと話されました。
当然ですが、利用者さんそれぞれに生活パターンがあり、個人的な付き合いもあり、急な予定変更もあろうかと思います。
(そのような時は、連絡をいただければ非常に助かります。)
訪問し、利用者さんとの雑談の中で日々の生活の状況を知り、服薬、食事、睡眠、入浴等のセルフケアの内容を評価し、よいところは賞賛し、改善すればさらによくなると思われることは一緒に考え、話し合ってできるだけ規則正しい生活が維持できるように努めています。
そのような中で、各利用者さんには訪問看護の時間をとってもらっているのだなあと思うのと同時に、日々の生活の中で、「あそび」「ゆるみ」の時があってもいいのではと思い、あるべきだと感じました。