作業療法室
作業療法(Occupational Therapy:OT)室では、患者様が安心して過ごせる場の提供とともに、生活の中で行われることすべてを作業とし、その作業を通して患者様の生活をよりよくするための目標を患者様と一緒に決め、様々な活動に取り組んでいます。
病棟OTでは病棟のデイルームや談話室、5階ホールで自由に参加できる機会を作って、25名程度の大集団で体操やカラオケや映画鑑賞を楽しみ、少しずつ患者様の活動の場を広げるきっかけ作りを行っています。少し慣れた方には、ストレス発散のためにスポーツを行ったり、リラックスのためにストレッチも取り入れています。
1階の作業療法室では、「気分や体調の改善」、「生活リズムの安定」、「活動を通した交流の機会を増やす」、「満足感・達成感を得る」、「余暇時間の充実」など患者様それぞれに必要な目的に合わせて、様々な作業を行って治療を行っています。
まず、作業療法室に継続して足を運ぶことから始め、ペン習字や読書など負担の少ない活動から取り組んでもらい、徐々に適度な活動に取り組めるように援助していきます。
退院後も趣味として家庭で行いやすい活動が多く、編物や裁縫、ジグソーパズルなどを行う患者様が多いです。経験豊富な患者様からは私達の知らないことや昔ながらの方法を教えてもらうこともあり、活動や交流を楽しむ事で患者様の普段見られない表情を見ることができたりします。
それ以外にも、病棟の特性や患者様の状態に合わせて、小集団プログラムや個別のプログラムも行っています。退院が近い患者様には、外出や料理などADL(日常生活活動)の機会を持ってもらい、退院後の生活に向けて実際に役立つことを練習することもできます。
私達は現在と将来の患者様の生活をよくするように、効果をより発揮できるようにと他部署の方とも協力し、日々奮闘しています。
活動紹介
病棟OT
ストレッチ | カレンダー作り | 農耕 | カラオケ |
個人OT
料理 | スポーツ | 革細工 | 編み物 |