『猛暑?』 『酷暑?』
この夏のイメージは、みなさんにとってどんな思い出が残っていますか?
病棟業務中心だった生活から、毎日が訪問看護となった私の環境変化は、冒頭の言葉だけが強く印象として残っております。
私の両腕や首筋には、くっきりとしたラインが目立つ日焼けのあとが…。
7月から開設した訪問看護ステーション『心の駅』は、少しずつではありますが、利用者の数も増えてきており、順調な滑り出しではないかなぁとスタッフとも話をしています。
しかしながら、これまで何気なく行ってきた業務や利用者さんとの関わりは、実に様々な職種の方々からの協力や連携のもとに成り立っていたんだという事に改めて気づく機会になりました。
訪問看護を利用していただくためには、主治医の先生をはじめ、ご本人やご家族の方との連携はもちろんのこと、手続きに関する役所との連携、保健センター・地域包括・担当しているケアマネさん、場合によってはその地域の自治会長や民生委員の方々とも、利用者本人を取り巻くすべての支援者との協働が必要となってきます。
またそれ以外にも、訪問看護利用料をご本人やご家族から直接頂く業務、診療報酬の計算とその請求業務などなど。
心の駅が始まってからのこの数か月間は、私はいったい何の職種?営業職?ワーカーさん?医療事務員?と首をかしげる日々もしばしばありました。
こうした慣れない業務を日々自身の経験値として学ばせていただきながら、時折訪れる看護師としての自分に今まで以上のやりがいと利用者さんへの支援の在り方を模索している自分を噛み締めています。
歩みは人より遅いかもしれませんが、一歩ずつ着実に成長していくことを当面の目標にし、利用者とそのご家族の笑顔につながる支援を心がけていきたいと思っています。