平成26年度 第1回 院内研修会
テーマ:『嚥下困難・口腔ケア』
日 時:平成26年5月28日(水)午後1時半~
主 催:教育委員会
講 師:外部講師(企業の専門家)
【研修目的】
1.口腔ケアの必要性を理解する。
2.口腔ケアの方法・効果を学び、看護実践に役立てる。
【研修テーマ】
21世紀の健康キーワードは『唾液』
① 唾液についての知識
1.「抗菌」「免疫」「消化」などを助ける成分を持っている
2.口の中を潤す働きがある
3.私たちの身体を守ってくれている
4.1日あたり約1~1.5Lほど分泌されている
② 口の中が乾燥していると・・・
1.食べ物が飲み込みづらくなる
2.誤嚥や肺炎など感染症のリスクが高くなる
口腔ケアでは、口の中を清潔にするだけではなく、保湿対策をしっかりすることで、誤嚥などが発生しにくくなります。唾液の分泌が少ない患者様には、口腔内保湿ケアをして感染予防や粘膜の保護・修復をすることができます。保湿には、うがいはもちろんのこと、人口唾液や口腔化粧水といわれる保湿スプレーがあります。
研修では症例写真を参考に、保湿対策をすることによって症状の改善、口腔ケアの流れから方法、保湿対策の方法などを紹介していただきました。
【まとめ】
起床時の口内は乾燥していて、細菌の繁殖も多い。起床時に「うがい」をすることで口内を潤せます。就寝前に歯磨きをすることで、就寝中の口内の乾燥を予防すると共に細菌の繁殖も抑えられます。
口腔ケアでは、清潔に保つだけではなく口腔内の乾燥を予防するために、マウスウォッシュをつけたスポンジブラシで口腔粘膜を保湿する等、保湿対策をすることが大切だと思いました。口内のお化粧水の見本も使ってみました。人口唾液ってところかな・・・さりげなくミントが効いて「さわやか」でした。